舞鴨亭

茶屋町舞鴨のボカロ・イラスト・3DCGなど挑戦と挫折の記録

MV作成における反省点

MV完成を機に、主としてLive2Dの扱いに関して反省点をまとめておく(自分用)。

 

・コントロールポイントをいじって動きをつけるのはできるだけ避け、かぶせたデフォーマに動きのパラメータを当ててデフォーマの変形で処理することを考えるべし。

 

・テイルの揺れなどを細かくコントロールしようとしてデフォーマの曲面分割を3x5のように細かくしてみたが、結局収拾がつかなくなった。

 

・正面絵で描いたPSDの元絵では顔に前髪の影を描いていたが、顔の向きや髪の揺れで影に矛盾・違和感が出てしまった。突き詰めるなら影そのものを乗算レイヤーか比較(暗)レイヤーにして髪の揺れのパラメータで動かすのもありか。

 

・前髪・横髪などを揺らすとき、元絵でなびいている方向に曲げるのは簡単だが逆向きに反るような揺れ方だと無理に伸ばされる方の描線が太くなるなど調整に苦労することに。元絵の一枚絵としての出来栄えではなく「動かしやすいパーツ作り」と割り切り

揺らす予定の髪はPSDの段階で敢えて二等辺三角形に近い形で描いておき、インポートした後でそれらをなびいているよう自然な見た目に曲げた状態にしてから初期値に設定するなど。

 

・前髪が揺れたらもみあげが頭部から遊離してることが曝された。

 

・どうせよく見えないからと髪飾りが適当だったり耳を描かなかったりしたのが、動かしてみるとどうにも適当さが目立つので結局パーツを描き直すことに。何度テクスチャを差し替えたことか。結果的には無機的なパーツは変形がロジカルなのでそこまで動きをつけるのに苦労もなく絵としても引き締まった感じになって、そこは自画自賛

 

・ギターを揺らすとネックやヘッドに何とも言えない歪みが。MVでは動きと画角でごまかしたので今後の課題。

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などなど試行錯誤と挫折の果てが上のGIF(640x640・透過あり)です。